生きてる事が功名か


標識 向ヶ丘遊園駅 付近案内図 ばら苑



最寄り駅は「向ヶ丘遊園」

   最寄り駅は小田急線の「向ヶ丘遊園駅」になります。遊園自体は 2002年に閉園しましたが 駅名はそのまま残名し、また、 園内の観光要所の最たる「ばら苑」は存続を求める市民の声に応え、 川崎市が 維持管理を引継ぎ「生田緑地ばら苑」として春と秋に開苑を始め、現在に至ります。


階段 苑内風景 苑内風景 案内図


   丘の頂上に所在しているので、徒歩の場合は、緑地公園の入り口から 登り坂を10分程歩かなくては なりません。車の場合、この季節は大変混雑するので臨時の有料駐車場が頂上付近に 暫時併設されていました。料金は¥500ほどだったと思います。


   頑張って登りきると、突然、視野が開けてばらの鮮やかな花壇が迎えてくれます。 入苑料は無料です。その他、心付けの寄付金も受け付けているとの事です。


ばら ばら ばら ばら


   私も薔薇の名前なんて全く無知な状態でしたが、立て札に名前と簡単な品種についての 記載がされており、楽しみながら苑内を見て廻ることが出来ました。赤や黄色やピンクやら色彩の豊かさは 勿論のこと、 形や大きさも様々であって、見る者を飽きさせません。


   現在、同苑の品種数は500にも上り、 1958年の開苑以来、その品種数と株数、管理の完成度から 「東洋一のばら苑」と賞され続けたといいます。 秩父宮妃殿下や高松宮妃殿下もご来苑されたそうです。


サラバンド レベッカ ベティ・ブープ 黒真珠


生田緑地ばら苑 Ikuta Ryokuchi Rose Garden



   生田緑地の管理の存続は、 遊園の閉園後、川崎市とボランティアの懇意によって成されているといいます。 ばら苑も定期的にボランティア活動の一環として、作業を通してバラの育成管理技術を習得でき る機会を設け、現在は2回/月くらいの間隔で開墾、施肥、剪定、除草などの 育成管理の人員を募集しているとのことです。


女神フローラ像 女神フローラ像 ロイヤルコーナー 白鳥と子供


生田緑地ばら苑2 Ikuta Ryokuchi Rose Garden



   大輪の薔薇の花々に、華を添えるのは真っ白な彫刻像です。 ロイヤルコーナーにたたずむ女神は「女神フローラ像」と呼ばれ、苑内のメイン スポットなので多くの観光客で占められていました。1977年の建立で、所在区画である ロイヤルコーナーは皇室にちなむ薔薇を集めた特別区になっています。


つるピンキー 生田緑地ばら苑 生田緑地ばら苑 生田緑地ばら苑


   つる性の品種は、立体感の演出が可能で非常に圧倒感が出ます。ゲートの柵に 巻き付けたり壁にしてみたりと、なかなかに凝ってます。


    薔薇はその昔、非常に高貴な花であり、庶民が 気軽に家庭園芸として楽しめるような時代ではなかったようです。 品種改良や生産性の向上があって、その上に、普及に大きく手を貸したのが私鉄の都市計画 だったそうです。


    私鉄各社が沿線開発の一環として、ばら園の造営を沿線に行い、 利用者の増加を図ることが狙いで次々にばら苑を造園させた、というのが答えで、これにより薔薇の 認知度も大きく上がり、コンテストやイベントの開催も相成りガーデニングブームの中で大衆化 していったのだそうです。


生田緑地ばら苑 生田緑地ばら苑 生田緑地ばら苑 生田緑地ばら苑


周辺施設

   丘を降りて、府中街道沿いに歩けば「藤子・F・不二雄ミュージアム」があります。 付近はキャラクターバスも走っておりまして、子供達の歓声が響いていました。


藤子・F・不二雄ミュージアム バス バス


    生田緑地の園内は「宙と緑の科学館」があり、プラネタリウムが有名です。


宙と緑の科学館 宙と緑の科学館 案内図


    科学館の脇にD51が展示されています。


D51 D51 D51 D51


   敷地の奥まで進むと「岡本太郎美術館」があります。


岡本太郎美術館 母の塔 母の塔 母の塔



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