生きてる事が功名か


   名古屋市の中心部からは、地下鉄名港線に乗り 最終駅「名古屋港」で降ります。湾を囲むように、水族館、遊園地、緑地公園、 南極船展示とあり、入り江はポートブリッジと呼ばれる橋で繋がれ1周分グルリと 見て回れる敷地構成です。



案内図



   南極観測船ふじの前で、タロとジロが出迎えてくれました。



タロ・ジロの像 タロ・ジロの像



   タロ・ジロは共に稚内の同腹兄弟犬として生まれ、昭和31年の第一次 南極観測に参加しましたが、第二南極観測の越冬が不可能と判断されたことで 、計15匹の犬と共に鎖で繋がれたまま 昭和基地に置き去りにされました。


   その後、昭和34年の第3次越冬隊のヘリコプターが基地上空で 2匹の犬が生存しているのを確認。あまりにも逞しく育った2匹を、越冬隊は どの犬だか見分けが付かなかったようです。頭を撫でながら順々に名前を 呼び、「タロ」と「ジロ」で反応し尾を振ったことから確認された、との逸話もあります。


(タロ)
その後、昭和45年まで生き(14才7ヶ月)、剥製は北大植物園に安置されています。


(ジロ)
その後、昭和35年の第四次越冬中に病死(4才6ヶ月)、剥製は上野国立科学博物館に 安置されています。



タロ ジロ



   ふじのプロペラです。



プロペラ プロペラ



   ふじは昭和40年に誕生した国内初の本格的な砕氷船で 、第7次〜24次までの19年の間に南極と日本を往復し、通算総航行距離は68万km (地球17周)に上ります。船内では人形が当時の生活風景を再現してくれています。



entrance ふじ 船内 船内



   床屋や医務室、歯科医院もあったそうです。



床屋 床屋 医務室 医務室 船内 船内



   甲板にはヘリコプターがあります。



雪上車 ヘリコプター ヘリコプター



   操舵室にも入れます。



操舵室 操舵室 操舵室



   ポートブリッジを渡ると水族館エリアになります。



ポートブリッジ ポートブリッジ ポートビル



   1998年に名古屋港水族館育ちのアカウミガメが 県内田原市で放流されたのですが、何と13年後の2011年に長崎県の対馬で 保護されました。


    こんな長期の例は世界的にも珍しいそうです。13年振りの里帰り だそうで、下記写真の亀は別物ですが本物は大きな桶の中に居て、たまに頭を出す程度 で姿を見せてくれます。通りは妙な人気で、大勢の観光客がその瞬間が来るまでカメラを抱えたまま 待機していました。



亀 亀 亀



   港は綺麗に整備され、 総合的なレジャー施設としても丸1日費やして 遊べるくらいの広大な区画でした。



バウマーク バウマーク 名古屋港水族館



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