阿蘇山の円周ルートに車を走らせて、 更にR325で南に進路をとります。途中 に朝霧が発生して幻想的な雰囲気の中、道はドンドンとくねり山道を抜ける行程なので、 まさに秘境に向かっているような感を覚えました。 |
阿蘇界隈からならば、時間にすれば1時間くらいで到達です。神社前にうづめ像があります。 神社内の2本杉は縁結びの寿の名所であるそうです。根元が1つに繋がっている のが故で、夫婦杉と呼ばれています。カップルが仲良く手を繋いでいる姿を見かけ ました。 |
渓谷の構成は、ボート乗りの他に 谷間の脇に参道が整備されているので上から峡谷を見下ろすこともできます。 散歩気分の観光だけでも楽しい時間 が過ごせるようになっており、また、鯉などの淡水魚の大量飼育もされており 、群れを眺めているだけでも楽しいものです。 |
上から覗くも水面には10隻ほどのボートが浮かんで いましたが、1人で乗船している姿もチラホラと確認できます。早速にボートに 乗り込むことにしました。 |
ボートなど、なかなか乗る機会が無かったため操縦が難しい のです。オールを漕ぐ方が反対に進んだり、こんがらがってしまい悪戦苦闘で 独りコマのようにクルクル廻ってしまう失態振りでした。30分の乗船時間ですが 操縦慣れに半分くらい費やしていた気がします。 |
深淵を物語るダークブルー色の水面が、直ぐ手に取れる 眼下の距離に静かに広がって います。思わずブルってしまいジュニアが縮み上がる瞬間でした。 ボート区画では 「真名井の滝」が何時も大渋滞のようです。滝の直撃を避ける為に移動範囲が半分 くらいに成らざるを得なくなり、私の下手糞な操舵のお陰で、 カップルの乗ったボートを 壁岩際に追い詰めてしまい、両者身動きの取れない状態までに至り、 大迷惑を掛けてしまいました。 |
降船後、参道を散歩してみました。 所々に名所があり思わずカメラを構えたくなる絶景の連続です。 |
参道は団体ツアーの観光ルートにもなっているようです。20〜30人 を引率した女性ガイドが先頭に立ち、様々な説明をしている場面に出くわしました。 私も素知らぬ顔で一行の中に紛れ込んでみました。 『屏風岩の真下に1本の巨木がございます。 これは、増水により上流から流れたもので、 河川の氾濫時の水嵩の指標にもなるのでございます』 (・・・なるほど、なるほど) |
『こちらは、新旧に橋が増設され 3本の架橋が交差する珍しい景色を生み出しているのでございます』 (・・・なるほど、なるほど) |
橋を渡ると分かれ道があり、林道方面を進めば高千穂神社に至る 道筋となり、付近は人もメッキリと少なくなります。 |