バス周遊券でも船の発着場の近くまで運んでくれますが、 電車での旅行なら近鉄鳥羽駅が最寄 になるようです。 |
船舶には何種類か有り、その航行ルートに合わせて 小型クルーズタイプ 、3本マストの帆船タイプ、バーベキューを船上で楽しめるタイプ、などが用意されて います。単純に鳥羽湾のめぐり巡航だけでも、「志摩の松島」と喩えられる小島群が織り成す絶景 を船上から眺められては非常に楽しいものです。 |
船内はジュースやお酒も飲めます。 |
デッキに上がれば大量のかもめ達が追走してくれます。 |
三つ島です。 |
飛島です。 |
20分くらいで島到着です。敷地自体はそれほど広くはなく、イルカのプール に関しては、泳ぎやアクロバットショー主体の「イルカ池」、そしてボディタッチや餌やりの 楽しめる「フリッパープール」に分けられるようです。 来島の際はイルカタッチの出来るフリッパープール に立ち寄って、是非真近でその愛くるしい姿を見て、そして触れて欲しいですね。 その他はアシカショー、鳥羽湾をパノラマで眺望できる富士見展望台、 また海水浴 が楽しめる沿岸もあります。 |
イルカにも個性がそれぞれあって、やんちゃ者、おとなし者、くいしん坊と様々だと 飼育員さんはいいます。本日のショーはアラシ(嵐)君、ウシオ(潮)君の2匹です。 アラシ君が一生懸命ジャンプに輪投げにと励んでいる隣で、ウシオ君に至っては独りで 浮いたり沈んだりと、水面に顔を出しては隠れるの繰り返しで謎の行動を延々と続けています。 『え〜っと、最近のウシオ君。さっぱり言う事を聞いてくれません。 何だか心の病気みたいです・・・』 ん!?何だろう心の病気って?観客の口々から小声が漏れます。そんな事は お構いなしにウシオ君、今度は観客の視線を尻目にプールの深層の 奥深くまで潜り、それっきり出て来なくなりました。 飼育員さんは苦笑しながら説明します。 『どうやらウシオ君、恋の季節らしいです』 へ〜なるほど、恋煩いか。イルカって想像以上に感情豊かな動物です。 |
フリッパープールは段上にあり、下層の側面はガラス張りの構造になって いてプールの全体像を観察することができます。さて、 イルカの次は島内一番の高所から鳥羽湾を眺めてみましょう。こちらはリフトでも 登れます。 |
プォー。 遠くで汽笛を響かせ、静かな水面上をゆっくりと遊覧船が侵入してきました。 眼下の大パノラマで繰り広げられる鳥羽の島々とかもめ達の共演は、それはもう心を躍らせるような、 それでいて切なくなるような、そんな風景劇場です。 「ああ、綺麗だな」 思わずそんな言葉が反射的に口から飛び出したものです。 西日は入り江を神々しく照らし、間もなく大空のシアターは 茜色の帳を用意し始めているのでしょう。そろそろ、頬を駆ける風は若干の冷たさを感じさせます。 島内アナウンスが響きました。 『本日最後のアシカショーが始まります。皆様ふるってご観賞ください!』 |
ヒナタ(日向)ちゃんは中々の芸達者のようです。 飼育員のお姉さんの 言うことにも素直に聞いて、ボールを鼻先に乗せて見せ、最後は観客に拍手の催促 までアピールしちゃいます。アリーナ形式の 5列段もある観客席からは、間を措かずに子供達の歓声と拍手が響いていました。 |
再び観覧船に乗って鳥羽湾を巡航します。 最終到着口はミキモト真珠島の前です。さらに鳥羽水族館も近くにありますので、 一緒に観光してみてはいかがでしょうか。 |